スペイダーさんを扱った雑誌の記事やインタビューには、 なかなかお目にかかる機会がありません。 だからこそ、 その少ない情報を、 ファンのみなさんと分かち合いたいと思い、 2001年9月、「スペイダー裏話」という1ページを作り始めました。 今でこそ、 掲示板もある普通のファンサイトらしくなりましたが、 この 「スペイダー裏話」 がすべての始まりでした。

このほど、 ブログ形式に移転して、 みなさまからコメントや補足情報を投稿していただけるようになりました。 各記事の下の 「Comments」 をクリックすると、投稿欄が出ます。 どうぞよろしく!

なお、 できる限り著作権を侵害したくないので、 記事の全訳はせず、断片的に (つまり、重要な部分だけ) 載せますので、ご了承下さい。

レストランでお尻を……
「セクレタリー」 で共演者のジェームズ・スペイダーにお尻を叩かれたマギー・ギレンホールがロサンゼルスのレストラン Joan's On The Third で会計の列に並んでいると、 お尻をパンと叩かれるのを感じた。 振り向くと、 そこにはジェームズ・スペイダーが!  抱き合ってから、 彼女がその場を離れようとすると、 スペイダーは彼女のお尻をもう1発パンッ。

※日本では「ギレンホール」と表記されているが、実際の発音は「ジレンホール」と「ジレンハール」の中間。


参考文献 : 米国の週刊タブロイド紙 "Star"(2003年 7 月 22 日号)

# by spader_special | 2006-09-12 17:30
ジェームズ・スペイダー起用の経緯
ソダーバーグ監督は当初、グレアム役にアイダン・クィンやカイル・マクラクランを考えていたが、いずれも断られた。 ブラッド・グリーンクィスト(Brad Greenquist  "The Bedroom Window" に出演)も候補だったが、映画会社がもっと名の知れた俳優を望んだため、監督は途方に暮れていた。 一方、監督はジェームズ・スペイダーが脚本に興味を示していることを知る。監督はアン役の候補としてヘレン・スレイターにも脚本を送ったのだが、彼女が同じエージェントに所属する スペイダーに見せたのだという。 スペイダーはスレイターの予想どおり脚本を気に入ったようだった。 しかし、監督は スペイダーを適役だと思っていなかった。 1988 年4月上旬の日記に監督は 「彼は有名だし、いい役者だが、だから何なんだ」 と書き残している。

4月8日、監督が スペイダーに本読みのテストを行ったところ、 彼が「グレイトだ」ということがわかる。 スペイダーは部屋に入り、「ハローと言ってから、どうしていも出演したいと語った」が、それが監督を喜ばせた。 監督は、 1988 年4月8日の日記に、こう書いている。 「私は、 彼が "sex, lies, and videotape" のような作品に出演したのを見たことがなかっただけなのだ。 『やったことがない』 から 『できない』 だろうと思っていたのだ。 同じことがアンディー・マクダウェル にも言えた。 これからはまず、俳優は何でも演じることができると考えるようにしよう」


参考文献 : "sex, lies, and videotape" by Steven Soderbergh

# by spader_special | 2006-09-08 00:00
グレアムのひきこもりの原因
1988 年6月下旬、スペイダーは脚本の問題点を指摘してきた。 監督とスペイダーは脚本の変更が可能かを電話で話し合ったりした。スペイダーが懸念していたのは主に、グレアムが人を遠ざけるようになった理由と、彼がバトンルージュに舞い戻ってきた理由がはっきりしないことだった。 そこで監督と スペイダーは数時間にわたって話し合い、背景として 「グレアムと昔の恋人エリザベスとの間に生まれた子供には障害があり、その事実を受け入れられなかった彼が彼女の元を去った」 という隠しストーリーを考えた。これによって 「 スペイダーは満足したようだ」 と監督は書いている。

なお、ここで監督はスペイダーを初めて "Jimmy" と書き、「彼はこの方が好きだ」 と添え書きしている。


参考文献 : "sex, lies, and videotape" by Steven Soderbergh


# by spader_special | 2006-09-07 00:00
ピーター・ギャラガーを紹介したのは?
監督の日記によると、上の話し合いをした日に、スペイダーがジョン役に ピーター・ギャラガーはどうかと提案したそうだ。 スペイダーとギャラガーはサンダンス映画祭のワークショップで共演したばかりで、 「いっしょに仕事をするのに最高の役者だし、才能もある」 と Gallagher を推薦したとか。 数日後、ギャラガーに会った監督は 「ジョンという役柄に対する彼のアイディアはグレイトだ」 と書いている。

参考文献 : "sex, lies, and videotape" by Steven Soderbergh

# by spader_special | 2006-09-06 00:00
撮影中の定宿はレジデンス・イン
出演者やクルーはバトンルージュの Residence Inn に宿泊したそうだ。 Residence Inn は全米の主要都市にある滞在型のホテルで、値段もリーズナブル。 カフェテリア方式の朝食を提供するほか、各部屋には完璧なキッチンが完備されており、食品の買い物を頼んでおけば冷蔵庫に入れておいてくれるので、仕事をしながらの長期滞在には最適。

参考文献 : "sex, lies, and videotape" by Steven Soderbergh

# by spader_special | 2006-09-05 00:00
リハーサル風景
月下旬、出演者全員の本読みの後、監督はシーンごとに2人ずつ(ディナーの場面のみ3人)の本読みを行い、脚本の不自然なところはないかを徹底的にチェックした。 本当の意味でのアドリブがあったのは、シンシアがペ○スについて話してから彼女がスカートを脱ぐまでの時間。 およそ 30 分にわたってアドリブの応酬が繰り広げられ、スペイダーはぐるぐると歩き回りながら注意深く、一方、ローラ・サンジャコモは大胆だったが、次第に傷つきやすさを見せてきたという。 このやりとりは 「本当に魅力的」 で、「ふたりは役柄をしっかりとつかめたようだ」 と監督は書いている。

参考文献 : "sex, lies, and videotape" by Steven Soderbergh

# by spader_special | 2006-09-04 00:00
撮影開始日は?
撮影は 1988 年8月1日、スペイダーが冒頭、"Ray's Bait Shop" に到着するシーンから始まった。 スペイダーのセリフ入りのシーン (グレアムがミレイニー家を尋ねる場面) の撮影は8日からの予定だったが、彼が体調を崩したため 11 日に延期された。

参考文献 : "sex, lies, and videotape" by Steven Soderbergh

# by spader_special | 2006-09-03 00:00
「グレアムは僕のもの」
グレアムがミレイニー家を尋ねるシーンのリハーサル中、スペイダーは 「グレアムという役柄が監督のものではなく、僕のものになる日が来る」 と語ったという。 監督は日記に 「ジミーが今日セットに現れた時点ですでに、私から彼へのグレアムの受け渡しが始まっていると感じていて、エキサイトしていた。 喜んでヤツ (グレアム) を手放そう」 と書いている。 <\FONT>

参考文献 : "sex, lies, and videotape" by Steven Soderbergh

# by spader_special | 2006-09-02 00:20
カンヌ映画祭あれこれ
1989 年5月 10 日、ジェームズ・スペイダーと共にロサンゼルスからカンヌに飛んだソダーバーグ監督は、日記に 「長旅なので彼と一緒で良かった」 と記している。 座席はファーストクラスで、 後ろの座席にはロッド・スタイガーがいたとか。 5月 13 日(土)夜の公式上映には、 ソダーバーグ監督、ジェームズ・スペイダー、ピーター・ギャラガー、ローラ・サンジャコモの俳優陣をはじめ、プロデューサーなどが盛装で登場したという (アンディー・マクダウェルが来なかったのは、おそらく出産間近か直後だったためでは?  彼女は「セックスと嘘とビデオテープ」の撮影開始直後に妊娠に気づいたという)。 その後、発表を待たずに監督も俳優陣もカンヌを離れたもよう。 同月 23 日、監督が再びカンヌ入りするとすぐ、国際批評家賞の受賞が知らされた。 メリル・ストリープが最優秀女優賞を受賞したした後、 スペイダーの名が呼ばれ、ソダーバーグ監督が壇上に上がり、サリー・フィールドに迎えられたという。 ちなみに、パルムドール賞のプレゼンターはジェーン・フォンダ。

参考文献 : "sex, lies, and videotape" by Steven Soderbergh
# by spader_special | 2006-09-01 00:00
ダニエル役を 『インディペンデンス・デイ』 でリサイクル?
ローランド・エメリッヒ監督は 『インディペンデンス・デイ』 の出演者を選定しているとき、ジェームズ・スペイダーに電話をかけ、『スターゲート』 のダニエル役を 「リサイクル」 したいと言ったそうだ。 スペイダーによると、 監督は 「演りたければ、その役は君のものだとほのめかした」 とか。 だが、当時、『スターゲート』 の続編の話があったので、結局、スペイダーも監督も繰り返しは避けるべきだという結論に達したという。 その後、監督がスペイダーにもちかけた役は Jeff Goldblum が演じることになった。 『スターゲート』 の続編は、MGMがテレビ・シリーズ化を決定したため、 映画は幻となった。

参考文献 : Louis B. Hobson 氏によるインタビュー (1996 年9~ 10 月、カナダの新聞数紙に掲載)


# by spader_special | 2006-08-31 00:00
黒髪のダニエル
『スターゲート』のプロモーションでロンドンに飛んだスペイダーは、 次作 『ブラックメール』 の撮影のために、 髪を真っ黒に染めていたという。

参考文献 : Starburst 誌(1995 年3月号)

1995 年1月 12 日、パリで開催された『スターゲイト』のプレミアに現れたジェームズ・スペイダー。 

# by spader_special | 2006-08-30 00:00
ダニエル役を受けた理由
ダニエル・ジャクソン博士を演じたかった理由をスペイダーは次のように説明した。 「今まで演じてきたどの役とも違ったんだ。 俳優になった理由は、 できる限りいろいろな役に挑戦するためだからね。 なぜか、ローランド(・エメリッヒ監督)は、最初から僕に演らせたいと思っていたそうだよ」

「最初に脚本を読んだとき、 どのページにも驚いてしまって、 とても興味を持ったんだ。 僕が演ると思っていたものとかけ離れていたからね。 僕は冒険映画は好きだけど、 SFには興味がなかった。 いいなと思ったのは、『2001 年宇宙の旅』 が最初で最後だ。 一連の 『スタートレック』 ものは、 ただ過ぎ去っていっただけだ。 でも、『スターゲイト』 の脚本はもっと内容があって、 とても楽しめたんだ」

「それで僕はローランドに会った。 すると、 どんな作品にしたいか語る彼の様子を見て、 僕はどうしてもどんな作品になるのか見届けるために現場に行きたくなった。 彼は、 劇的でエキサイティングで楽く聞こえるように話してくれたからね。 魅力的な旅になりそうで、 参加する価値があると思った。 もちろん、 僕はこのチャンスに飛びついた。 そして結果がこれだ」


参考文献 : Starburst 誌(1995 年3月号)


# by spader_special | 2006-08-29 00:00
ダニエルはこんな人物
ダニエル・ジャクソン博士の人物像についてジェームズ・スペイダーは次のように説明した。

「脚本では確かに、彼はボケッとした学者に描かれていた。 でも、それとはまったく逆の性格じゃないかと、僕は感じたんだ。 つまり、そんなに単純な人間だったら、スターゲイトの旅に参加するわけがないと思ったんだよ。 先に行って帰ってきた人たちから話だけ聞くことだってできるんだから。脚本にあったように、彼がスターゲイトに一歩踏み出したのは、勇敢だったから選んでそうした、あるいは好奇心にかられてそうしたとは、僕には思えなかった。 覚えてるかい、何のためらいもなく志願したのは彼だけなんだ。なぜなら、彼はそうしたかった、そうしなければならなかったからなんだ」

「知識に対して貪欲で、勇気が尽きることがなく、熱意にあふれ、障害をまったく意識しない人、それは子どもだ。 子どもたちがするのは、 してはならないことや、 自分に悪いことだと教えられていることばかりだ。 ダニエルは、頭の中が散らかった大人というよりは、子どもなんだ。 彼は5歳児と同じくらい、《知りたい気持ち》なんだ。 ローランド(・エメリッヒ監督)も、このダニエル像で完璧だと思ってくれた。 ダニエルは失敗を払いのけながら、前に進んでゆく。 もし彼が自分の人生と普通に取り組んでいたなら、もし自然に大人になっていたなら、彼は未知の世界への旅なんかしなかっただろう。 旅は苦手だとか、探検隊の帰還を楽しみに待っているとか、いろいろ口実を言ったりしてね。 責任感や権威をものともしないからこそ、彼は前に進める。 ダニエルはアウトサイダーだ。自分の周りの世界に不満がつのっていた。すると突然、このドアが開く……。完璧だよ」

「ダニエルは超空間旅行をするわけではない。 地球に名残なんてないんだからね。 冒頭のシーンみたいなどうしようもな状態、それは彼にとって珍しいことじゃない。 あれこそ、彼の人生だった。『ああ、何てこった! 次に何をすればいいんだ?』なんてことじゃない。 彼がキャサリンの申し出に興味を持ったのは、それが次の仕事、次の収入源、次の冒険だったからだ。 『スターゲイト』の冒頭のシーンは、大幅に省略されているんだ。 本当はもっとたくさん撮影したんだよ。 最初の会話で分かるのは、彼が幼い頃に孤児になったこと、家もなく、補助金はヘンテコな研究に使い果たしてしまったことだけだ。ローランド(・エメリッヒ監督)とディーン・デブリン(脚本家)はもともと、『スターゲイト』を『スターウォーズ』のような3部作にするつもりだったので、ダニエルの過去10年が20分に縮められてしまった。 ダニエルが冒険に飛び込んだんだのは、次の丘の向こうに何があるのか見たいという好奇心にかられたからなんだ」


参考文献 : Starburst 誌(1995 年3月号)

# by spader_special | 2006-08-28 00:00
出演を決めたホントの理由?
2002 年9月にジェームズ・スペイダーをインタビューしたゲイル・マクドナルド(記者?)によると、スペイダーは、『スターゲイト』の完成当時、出演を決めた理由について 「脚本がとにかくひどかったので、それで興味を持った」 と述べたことがあるという。

参考文献 : Gayle MacDonald 氏によるインタビュー(2002 年9月 19 日、カナダの新聞 The Globe and Mail に掲載)

# by spader_special | 2006-08-27 00:00
後からカツラで……
オニール大佐が自分の本当の任務を告白するシーン。 ジャクソン博士に促され、 部下たちの前で 「危険を確認したらスターゲイトを爆破するつもりで爆弾を持ってきた」 と明かしたオニール大佐に、 ジャクソン博士は 「でも、その爆弾は奪われてしまった」 と追い討ちをかけるが、 このシーンで何度か挿入されたスペイダーのアップの映像 (写真・右) はずいぶん後になってから撮影されたものだという。そのため、 髪はカツラで、 エメリッヒ監督によると 「他の人は気づかないだろうけれど、私はいつも気になる」 とか。

実際に、 この前後の映像と比較してみると、 髪型や髪の質感がぜんぜん違うほか、 首の回りの布の色やシワもずいぶん違っている。


参考文献 : ディレクターズ・カット版DVDの特典「監督と脚本家の音声解説」

# by spader_special | 2006-08-26 00:00


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